styloの映画日記

WEBライターによる映画の感想、コラムなど雑記ですが記していきます。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『リアリティのダンス』感想 暗い少年時代も未来へつながっている

少年時代の思い出は夢の中に ホドロフスキーの『リアリティのダンス』は、彼自身の過ごした少年時代をベースに作られた自伝的作品と言われる。 脚色は強く、登場する人物は夢の中の存在のように誇張されているように感じる。 例えば、母親はずっとオペラ調で…

「勝手にしやがれ」ゴダール 感想

ジャン=リュック・ゴダール『勝手にしやがれ』1959年 フランス 勝手にしやがれという言葉のイメージ ヌーベルバーグというフランスの映画界の革命の象徴的な作品として殿堂入りしている『勝手にしやがれ』は、映画評論家 秦早穂子が買い付け、タイトルもつ…