styloの映画日記

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「フレンチなしあわせの見つけ方」 結婚してても恋しているのがフレンチ 感想

フレンチなしあわせのみつけ方 [DVD]

だから 結婚してる意味がある

誠実で気の合う夫(イヴァン・アタル)と、可愛い息子を持つ主人公(シャルロット・ゲンズブール)。自分の仕事も大切にして、何不自由ないパリの一家の日常を切り取った作品。

結婚していても、目移りすることはある。この作品では、まず、夫が独身のモテ男に嫉妬と羨望の眼差しを送っている。

その一方、良妻賢母な妻も、街中で出会った超イケメンの外国人(ジョニー・デップ!)にときめいてしまう。

 

誘惑に満ちたパリでの生活の中で、二人が夫婦でいる意味は一体何なんだろう。お互いを縛るだけの理なのか、そうではなく、試し続けることで愛を確認しているのか。

 

お互いがある程度、結婚関係は永遠ではないと割り切っていて、そのうえで魅力的でいる努力をしているのがまさにフレンチ。

しかし、ちょい役のイケメンにジョニー・デップはやりすぎだ。お似合いすぎて辛くなる。監督・主演のイヴァン・アタルシャルロット・ゲンズブールと実生活でも夫婦。このキャスティングでも自分たちの愛に自信があるってことなんだろう。

 

シャルロット・ゲンズブールの飾らない美しさはいつ見ても素敵。監督が夫だからか、リラックスした雰囲気が感じられる。最近のラースフォントリアー監督の出演作より安心してみていられる。

 

この夫婦のタッグでは「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」も面白い。有名人の妻を持つ苦労と愛が溢れている。


『ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール』 日本予告篇

 

 

※二人の娘アリスもモデルデビューということはジェーン・バーキンから三代続く美女の歴史がこれからも続いていくと、期待。

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