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styloの映画日記

WEBライターによる映画の感想、コラムなど雑記ですが記していきます。

『恋多き女』 ゴージャスな美貌と強い意志を持つバーグマン

『恋多き女』Elena et les hommes ジャン・ルノワール監督 1956年 イングリット・バーグマン ジャン・マレー メル・ファーラー 女神は使命の恋を重ねる ジャン・ルノワール監督の後期の作品『恋多き女』は、パリの社交界を舞台に男性を次々に虜にしていく未…

ブニュエル×ダリ 「アンダルシアの犬」 嫌なものは嫌だ(見たい) 感想

好奇心は怪我のもと 「アンダルシアの犬」はシュールレアリストであり、映画監督ルイス・ブニュエルの金字塔。シュールレアリスムといえば、サルバートール・ダリの方が一般的に知名度は高いだろう。 その二人が協力してできたこの作品は、おそらく見た人を…

「メランコリア」 吸い込まれてしまう前に壊れる 感想

ラース・フォン・トリアー監督 2011年 デンマーク キルスティン・ダンスト、シャーロットゲンズブール、キーファー・サザーランド出演 絶望を前にした人びと 「メランコリア」はラース・フォン・トリアー監督作品の中でも一番見やすいと思った作品だ。 キル…

秋の印象といえば「ジュールとジム」(突然炎のごとく) 感想

寂しいから秋を感じる ジュールとジムという原題が気に入っている。しかし、これは三角関係を描いた作品だ。だから、女性の名前がないとおかしい。 「ジュールとジムとカトリーヌ」または「カトリーヌとジュールとジム」 カトリーヌという、二人の運命の女性…

木々を揺らす強い風と夏の日差し ジャン・ルノワール「草上の昼食」

おおらかに自然に包まれる夏の午後 マネの「草上の昼食」と同名の映画作品は、夏に見るのにふさわしい。 絵画のような映画の中でも、特に映像であることに意味のある作品だ。画家の息子であるジャン・ルノワールだからなせる画面構成は動く絵画のよう。 それ…

「ポンヌフの恋人」 もうじきパリ祭、花火のポンヌフを背景に 感想

レオス・カラックス監督 1991年 フランス 夏の夢のような映画 パリの歴史の始点、シテ島にかかる橋、ポンヌフ(新しい橋)を舞台に、運命的に心を通わせる男女の物語。 その日暮らしの大道芸人と、片目失明寸前の美術学生という破滅ギリギリラインの二人。暗…

「エコール」 見てはいけないものを見てしまった気分になる 感想

ルシール・アザリロヴィック監督 2004年 フランス マリオン・コティヤール出演 原題:Innocence(無垢)に込められた意味 日本名「エコール(学校)」の響きと原題「イノセンス(無垢)」ではとらえ方が異なる作品だ。 少女を集めて美しく育て上げる学校で起…

大人の魅力といえばこの女性、ファニー・アルダンの美 「日曜日が待ち遠しい!」 感想

フランソワ・トリュフォー監督 1983年 フランス ファニー・アルダン主演 トリュフォーの遺作、美人秘書ファニー・アルダンが活躍 セクシーな美脚、唇、でもどこか男性的で、女から見てもハンサムなファニー・アルダン。サスペンスで描けばクールでエロティッ…