styloの映画日記

WEBライターによる映画の感想、コラムなど雑記ですが記していきます。

好きな俳優 作品 感想

「サンバ」 自分の居場所を求めて、生きていく移民たち 感想

「サンバ」2014.フランス、パリを舞台に、アフリカからの移民サンバ(オマール・シイ)と精神を病んだ移民サポートのアリス(シャーロット・ゲンズブール)の恋が動き出す。エリック・トレダノ&オリビエ・ナカシュ監督とオマール・シイは「最強の二人」以…

「NTL フランケンシュタイン」 孤独と愛に苦悩する二人の主役 舞台の上映レポート

www.ntlive.jp 2016年8月28日 Bunkamura ル・シネマにて ベネディクト・カンバーバッチ=博士 ジョニー・リー・ミラー=怪物 カメラを通して見る舞台「フランケンシュタイン」 ナショナル・シアター・ライブの迫力が映画館で味わえるというのでロンドンに行く…

「ホーキング」 未来を信じる科学者の青春時代 感想

生かされていると思える深い内容 「ホーキング」では、博士になる前のスティーブン・ホーキングが主人公だ。作品はケンブリッジの学生時代にALSで余命二年と診断され、徐々に体の動きが制限され始める様子を追っていく。 ホーキングは、一般相対性理論でアイ…

「ランジェ公爵夫人」 踏み越えることのない垣根がもどかしい 感想

公爵夫人の優雅な誘惑 なんだろう、見終わった後の遠い目になるかんじ。 ジャンヌ・バリバールはたおやかで上品で、でもえげつない公爵夫人を見事に演じきっていた。そして、ギヨーム・ドパルデューの将軍も武骨で繊細で、また駄々っ子のようで最高だった。 …

父・子の絆ができるまで 『ヴェルサイユの子』 感想

「ヴェルサイユの子」(原題 VERSAILLES) 2008年フランス ピエール・ショレール監督 母に捨てられた子どもと、一人の男が心を通わせていく。生き方を忘れた彼が、弱い命を守るために再び立ち上がる姿が美しい。 父なる者になっていく、一人の男 フランスの…

マチュー・アマルリック主演 「潜水服は蝶の夢を見る」 感想

映画『潜水服は蝶の夢を見る』オフィシャルサイト もがきながら、かっこ悪くても生き、そして蝶になる 世界的に有名なファッション雑誌の編集者、ジャン・ドーは、申し分のない成功者の人生を歩んでいた。しかし、ある日、息子とドライブ中に脳梗塞で倒れ左…