styloの映画日記

WEBライターによる映画の感想、コラムなど雑記ですが記していきます。

クレール・ドゥニ

哀しい愛を抱えて クレール・ドゥニ 「ガーゴイル」 感想

愛は哀しい 非情な病に悩む二人 情事の際に発動するカンニバリズムを持つ病が、現代社会にあるとしたら…。 ヴァンパイアのように哀しい宿命を持つ、病に侵された男女のそれぞれの生き方を描いた問題作。 この病の持つ、愛するほどに愛せない苦しみ。 愛する…

「パリ、18区、夜。」 断片だけどつながっている大きなストーリー 感想

パリ北部、18区は移民の街 この作品は1993年に作られている。この前後にはイスラム教女性のスカーフ着用事件など移民政策における他文化に対する問題点が議論になっている。 パリ北部18区というと、バルベスやシャトールージュなどの地下鉄駅があり、アフリ…